ほおずきに入社し、グループホームへの配属が決まりましたが、少し不安でした。
利用者様への介助的な面への不安と、利用者様は、認知症を患っているため、私のこと忘れてしまうのかなという不安でいっぱいでした。
不安が消えることなく、業務が始まりました。
最初のころ、コミュニケーションがうまく図れない、介助もスムーズに行えず、ご迷惑をおかけしてしまうことありました。
利用者様は笑って「大丈夫」と言ってくださいますが、時間が経つと「あんた誰?」の繰り返しでした。
2週間ほどたったある日、帰る前に利用者様へあいさつをしました。
「あんた誰?」と返ってくるのだろうと思っていましたが、利用者様は、「あんたもう帰るの?今日はありがとうね。」と言ってくださいました。
その後「あんた誰?」と言われることもへり、「ありがとう」と利用者様から言ってくださることが増えました。
認知症を患っていても、日々の関わり方で、利用者様が自分のことを覚えてくださったことがとてもうれしいです。
もうすぐ入社して2年目になります。
自分ができることも増え、社会人として成長している中、今でも利用者様から「ありがとう」と言ってくださることで仕事に対してやりがいを感じます。
困ったとき、くじけそうなとき助けてくださる先輩職員。
時に厳しく、母のように優しい施設長。
「いつもがんばってるね」と言ってくださるご家族様。
そして、こんな私に「ありがとう」と言ってくださる利用者様。
皆様がいてくださって今の私がいます。
感謝の気持ちでいっぱいです。
いつも本当にありがとうございます。