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全体講演会

パーソン・センタード・ケアと認知症ケアマッピング

講師 村田 康子
村田 康子先生 NPO法人 その人を中心とした認知症ケアを考える会代表
講演内容
村田 康子先生はケア現場で認知症ケアマッピング(DCM:Dementia Care Mapping)の実践や支援に関わられ、パーソン・センタード・ケア及びDCMについての研究、研修、翻訳等を行ってこられました。今回の講演ではDCMをどの様に現場に生かすのかを、ロールプレイを通じてお話頂きました。

参加者の感想

認知症ケアマッピングというものは今回の研修で初めて耳にして、とても興味深く聞き入ってしまいました。利用者様に対するケア向上としてとても有効な方法の一つではないかと思いました。
その方の立場になって寄り添う事、その行動の意味や原因、心の中の思いを考え探る事の大切さ。又、その必要性を改めて感じる事が出来ました。
日常的に、やり過ごしてしまいがちな風景や、利用者様の言動から何を読み取るかは、各個人の経験やスキルによるものが大半であると思います。それらについて、一定の基準を用いて、本人の立場に立った観察方法で評価するというのは、事実を明らかにすることについて有効的だと感じました。
パーソン・センタード・ケアは一人だけではできません。チームで協力してなりたつものだとわかりました。
認知症の方たちが、何を感じているかは、私たちは知りようがない。
認知症を抱えた人たちの、ふとした瞬間に漏らす言葉、行動、態度から想像することは可能である。認知症の方から見れば、「自分の感じている世界を、わかってもらい。、それを支えてほしい」という思いがある。自分自身の心理的ニーズに気付いて欲しい。その思いを受け止めて支えていくことこそが、パーソン・センタード・ケアで目指すものである。
「この方はよくこうしているから」と思い込みがちであると村田先生は仰いました。確かに、身に覚えがあることです。一歩踏み込んでその人が必要としているケアを見つけるには、様々な面から考えることが大切です。
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