私は昨年、ほおずきの事例発表を経験させて頂きました。
医療と介護の連携をテーマに、当時ご利用されていたAさんを対象者とし取り組みました。
Aさんは安定剤を使用してショートステイを利用されており、〝集団生活を送るのに薬に頼るしか方法はないのか?Aさんらしく暮らして頂くには?〟という疑問をもとに、主治医、家族と相談しながら安定剤の服用を見直してAさんらしさを取り戻そうというテーマで職員一丸となって取り組みました。
発表当日まで、様々な人に協力して頂き、助けられました。
情報収集とこの取り組みへの同意を頂くためAさんの自宅に訪問した際、家族様は介護の発展のためならと快く引き受けて下さり、家族様の想いに一歩でも近づけるよう取り組みを進める中、悩んだ時には周りの先輩職員に相談すると皆真剣に一緒に考えてくれました。
周囲を巻き込み、指示を出す事に躊躇していた私ですが、『順調に進んでる?』『協力するから何でも言ってよ』と声をかけてもらうととても安心しました。
私は人前で話すことも苦手で、大勢の前でマイクを持って話すという経験も無かったため、発表本番が近付くにつれ、緊張して不安が大きくなってきましたが、
そんな私の様子に気付いて発表の練習に遅くまで付き合い、『大丈夫大丈夫』と何度も励まして下さる先輩もいました。
大勢の人に支えられ、Aさんの安定剤の中止にも成功し発表会では最優秀賞を頂く事ができました。
ご協力いただいたA様、家族様、職員。
私に自信がもてる様に支援して下さった全ての皆様に、この場をかりて心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。